神保町の近代文学のあるところ、「八木書店 古書部」であの文豪に会いたい。

古書を巡る

こんにちは、Tamooo(@tamoookakukaku)です。

本の街、神保町には100を超える古書店があります。古書店には、文学、古典、歴史、自然科学など森羅万象、あまたの蔵書が本棚に並べられています。

さて、読者の皆様は普段本屋さんでどのようなものを目にして1冊を手に取りますか。

今では本屋さんではなく、最早amazonやメルカリでしょうか。

私はというと書店では、本と本の間に差し込んである作家さんの見出しプレートや出版社で探したり、あるいはおすすめ本、あるいは最新刊を探したりします。

探している最中は、棚の前でその作家さんがどんな人なんだろうと思ったり、その人の人生、年表や略歴、ブログやSNS、名言などを検索してしまうこともしばしば。

特にいわゆる文豪と呼ばれる作家さんのことをより深く探求したいと思ったことはありませんか?そんなとき神保町で書店巡りをします。研究本や作家論、日記、手紙は数知れず。

そこで今回は、近代文学の父「夏目漱石」さんの本を探しに「八木書店 古書部」へ行ってきました。古書店を巡って作家を探求することの魅力を紹介します。

近代文学の全集や評論、概論、著作がずらり。

言わずと知れた近代文学の父「夏目漱石」。最近、映画監督、宮崎駿さんがよく「草枕」という本を読み持ち歩いていたということから、漱石についてより深く知りたいと思い購入しました。

夏目漱石の著書は皆様もご存知普通の書店にも置いてありますが、写真のような作家の研究文献にはなかなか出会うことができないのではないでしょうか。そもそも、物語作品そのものを読むということではありませんので当たり前と言えば当たり前なのかもれませんが。

八木書店様の本棚を眺めてみますと、夏目漱石の書棚は1棚分というのでしょうか、上から下まで全て漱石づくめでありとあらゆる読本、全集、研究、評論が置いてあります。漱石好きの方にはぜひ一度足を運んでもらいたいです。

初めての方は、研究本というと少し、敷居が高く、かたくるしそう、難しそう、という躊躇があるかも知れません。ただ、冒頭でも書いた通り、その作家さんがどのような生き方をしたのだろう?と疑問を持つと入りやすいのかなと思います。

もちろん、漱石に関連する本だけではありません。森鴎外、芥川龍之介、太宰、三島と錚々たる作家さんの書物があります。これは古書店でしか味わえない、明治時代にタイムスリップして、近代文学作家と出会える場所だと言えるかもしれません。

綺麗な黄緑色の包装までどこまでも丁寧です。

購入した本は、写真のような綺麗な黄緑色の包装紙で店員さんがとても丁寧に包んでくれます。大切な贈り物を渡すような感じがして心がこもっています。写真のちょうど右の辺のあたりに太宰治さんの名前がありますね。また、読みたくなります^^

月刊文化情報誌「本の街」をゲット。

お店のレジ前には情報誌「本の街」をいただきました。この冊子は毎月発行されており、神保町の書店イベントや作品展、映画、歌、講座など様々な文化が紹介されています。

お店の中。

近代文学全般における蔵書の棚が、天井まで伸びており、作家毎に見出しプレートがあります。気になる作家のところにすぐに辿り着けます。以前行った際には、別所直樹著「郷愁の太宰治」という本を購入しました。ちなみに、二階売り場もあります。古典文学、国語学全般・複製などです。

まとめ。「八木書店 古書部」で、近代文学作家さんの人生を辿る。

今回は、近代文学の専門店「八木書店 古書部」様をご紹介させていただきました。古書店へ行くとまだまだ自分の知らない世界があります。そして、その全てを知ることもなく呆気なく人間はこの世を去ります。古書店の書棚には、知らない世界が詰め込まれており、昔々の古い本と遭遇するためなおさらその実感があります。ぜひ、古書店を巡って、近代作家さんの言葉に触れてみてはいかがでしょうか。

神保町「八木書店 古書部」の書店情報。

店名八木書店 古書部
ジャンル近代文学全般、作家論、評論、全集など
住所千代田区神田神保町1丁目-1-7
営業時間営業時間:10:00~18:00
休日:日、祝
URLhttp://www.books-yagi.co.jp/antiq/

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