はじめまして。
『Tamooo Official Website』へお越しいただき、誠にありがとうございます。
このサイトを運営しております、Tamooo(タムー)と申します。
本来は、自己紹介の一つ一つの気持ちや思いを漫画作品へと消化、浄化させ、物語を読者の皆様にお送りするのが筋かもしれませんが、勝手ながら、2024年1月時点の気持ちを記しておきたく、少しだけお付き合いいただけると幸いです。
東京都に在住しており、漫画制作を中心に、イラスト、絵画やデザイン、グラフィックなど
細々と隅っこで創作しています。
特にファンタジーをモチーフにした作品づくりが大好きです。
日々の生活の中で、空想的で不可思議な物語や神話、伝説、生き物、魔法道具、宝石、画集などの本を読んでは、幻想的で想像力豊かな作家さんの夢の世界に入り込んでいます。
絵を描き始めたきっかけは幼少期、水木しげる先生の作品に触れたことです。
先生の作品は緻密な点描画が描かれており、真似してインクとつけペンを持つことになりました。最初はGペンを知らなくて、カブラペンや丸ペンを使っていました。
先生の漫画を真似したり、言葉に、映像などに少しずつと触れていくことで、先生の生き方がいつしか自分の指針となっていました。
生きる力、どこか退廃的、老荘的、哲学的で、おおらかな空気感に勇気をもらいました。
確か、16歳のくらいのときに「ほんまにオレはアホやろか」というエッセイを読みました。
将来がどうなるか迷い、不安が募っていくの中(工学系の学校に進みました)、漫画家を志す決意したこともありました。今でも先生の作品や言葉をよく読んでは、元気をもらっています。
現在は、作品制作に没頭しながら、新しい挑戦にも少しずつ取り組んでいますが、月並みでありふれた表現ですが、社会の一員、一部として、僕にもいろいろなことがありました。
それは、誰しもが通るのか、あるいは、大いなる社会の避けられない何か。わかりません。
ともあれ、就職か進学か、それとも、美術に進むか、20過ぎの頃悩んだり葛藤し、
美術、漫画や絵は趣味として、会社員として仕事をする選択をしました。
そして、10年間会社員として仕事をしました。
会社では、社会人として、日々の業務をなんとか回しながら、仲間にも時々絵を描かせてもらったり、喜怒哀楽のあらゆることを感じ、会社色に心を染めていきました。
無駄ではなかった、「よかった」と思っています。
楽しいことも辛いこともありましたが、
その間、漫画制作やイラストなどの創作活動も続けてきました。
けれども、会社員としての生活と創作活動を両立させるのはなかなか容易ではありません。
身体的・精神的な負担も増えていき、会社の仲間にも迷惑をかけたり、それでも絵を描きたい気持ちは湧いてくるし、自分が本当にやりたいことは何かを深く考えたり、
会社員としてこのまま生きていくのか作家になる決意をするのか、
運命的なコンパスの針のようなものががいつどこでどうやって触れるのか、
心が決まらず、、、、悶々と、淡々と、ジタバタする日々です。
自分の心の声というものは、
いつも掴みにくく、あっちだ、こっちだと
繰り返すばかりで、自分の気づかぬところで、繊細に人と人とが反応しあい、
その回数がついに上限界値を通過したのか、
ついに2024年末に会社を退職し、創作活動を本業とする決断をしました。退職に至るまでには多くの葛藤がありましたが、それ以上に自由に作品を生み出せる環境をつくりだしたいという強い思いが私を後押ししました。おそらく。
この決断は、正しかったのか今はわかりませんが、
自分の人生を切り拓くための第一歩でもありました。
そうして、今では、漫画や絵、言葉を通じて、
誰かに小さくても不思議なファンタジー作品を届けたいと思っています。
一方で、経済的な不安や新しい環境の課題も山ほどあります。
スタートする年齢も遅いです。
ですが、諦めず、あの子どものときに感じたファンタジー作品を師として、
素晴らしい作品をこれからも自分に吸収して、
いい作品をつくれるよう日々、努めてまいります。
さて、趣味は、本の街「神保町」での古書店巡りです。
古書や漫画、文学作品に囲まれるひとときは、大切なひとときです。
自分にとっての安らぎでもあります。
特に、時代を感じる装丁や独特の紙の匂い、
そこに込められた作者の思いに触れると、自然と心が豊かになります。
このサイトでは、実際に訪れた古書店の魅力や、発見した本を通じて感じたことも楽しんでもらえたらと思っています。
『Tamooo Official Website』が、訪れてくださる皆様にとって
心温まる場所になりますように。
どうぞよろしくお願いいたします。
Tamooo